4日間の「おいしい出雲フェア」も無事終わりまして、4日間で感じたこと、学んだこと、たくさんあって残しておきたいと思っているのですが、その前にどうしても、この記事を書きたいので、こちらを先に書くことにします。
憧れているあの人との「違い」を知る、ってこと。
きっと、誰でも“憧れの人”、あんな風に自分もなりたい！って人、いると思うんですね。
ちなみに、今の私には、いません(笑)
私は私でしかないし、私は私以外の誰にもなれないからです。素敵だと思う方はたくさんいます。でも、その人のようになりたいとは思わないのです。
今の私がそうなのも、ちょうど1年ぐらい前に友人に言われた「違いを知る」って一言からでした。
憧れのあの人のようになりたい！と、その人の考え方に触れたり学んだりってあると思います。最初は純粋な憧れが、段々、その人の同じようになることを望み始めます。その人の考えを取り入れ、生き方を取り入れ、お金の使い方を取り入れ・・・でもこれ、とっても危険なことだと、今は思います。
憧れのその人と「私」は全く同じではないはずです。
性別、年齢、育った環境、出身地、家族構成、既婚、未婚、子供や職業、収入、学歴、食の好みから、もう何もかも。そんなこと考えればあたりまえなのに、自分もその人と同じようになろうと、なれると思うから危険なのです。
「違い」は「違い」で冷静に見るべきなんです。
独身か既婚かでも全く置かれている環境や自由度は違います。既婚者が自由がないと言ってるわけでなないです。でも、当たり前に自分だけの決定で、自由気ままにいきなりどこかいなくなるとかって、常識的に考えてできないんです。だって、自分ではない「人」と生活しているわけだから。縛られているとかではなくて、そこはその相手との間に『調整』が生まれることはあたりまえで、それによって思うままに行動できないときだってあります。
それができない自分をダメだって、私の人生って、と悲観したり、自分はまだまだだ・・・なんて思うわなくいいのです。だって、違うんだから。
ついつい、すべてを同じようにマネしようとしてしまう気持ちもわかります。
そして、家族や子育てや仕事、それらで辛かったり、自由がなくて辛い人こそ、そうやって夢を見がちで、今あるものを手放して自由になろうとしがちです。
違いは冷静に見ましょう。
憧れのあの人には、なれません。
考え方のエッセンスなどを取り入れるのはいいかもしれないけれど、生活にあこがれたり、お金の使い方に憧れると、、、きっとイタイ目にあいます。自分がね。家族もかも。
憧れのあの人に近づきたくて、お金を払ってセミナーに参加するとします。それで、あなたの生活は変化しましたか？憧れているソレになれましたか？
そうなれないのは、自分がまだまだだから、とかではありません。
その変化のない現実が全てなんです。だから、大切なお金をどんなにつぎこんだって、自分は思うように変化しません。そうじゃないですか？経験者の方？
今の私は、そこに使うお金あるなら、家族でプチ旅行したり、おいしいもの食べに行きたいと思いますね。ま、これも価値観なんで、どう感じるかは人それぞれですが。
変化のない現実、結局変わらない現実が答えなんです。
自分の覚悟が足りないとかではないんです。
結局、周り回って、健全に働き、お給料、または代金をいただく、それを大切に貯めて、使う。このものすごくシンプルな「あたりまえ」の大切さに気付きました。
私自身、自分のこれまでに深い深いショックを受けまくりました。地の底に沈みこみました。やってみたからわかること、とも言うけれど、それにしても…って自分でも思います。
だから。今でも、もっともっとって、お金を使ったり、無理なことをしている方たちを見るたびに辛くなるし、早く目を覚ましてほしいって、ほんとおせっかいながら思うんです。
憧れのあの人にはなれないし、なる必要はないし、そもそも、何もかもが違う人間です。
同じになれないことで自分を責めていないで、目の前の生活を少しでも心地よくできるような努力の方をしたらいいと思います。
自由に生きるって、起業することでもないし、仕事をしないことでもない。
仕事をしていたって、勤めていたって、そこで自分の心が「自由」であれば、全く問題のないことなんだなって今更ながらに思います。
自分の心が自由とか言うと誤解を生みそうだけど、結局、自分の考え方ひとつで、目の前の現実なんてとらえ方が変わります。働きに出ることが嫌だと思うときもあったけれど、違う角度から見れば、安定して給料がほぼ確実にもらえて、将来の計画も立てられる。そう思えば働ける場所があるってとてもありがたいこと。
最近の私は、看護師のバイトやパートを積極的に増やしています。前は、通勤時間はなるべく短くと、遠くても車で15分圏内、近くて車で3分！みたいなところばかり働いてきましたが、そんな私が、朝早くに出勤、車で約1時間かけて通うんだから、変わるものです(笑)。
これができるのは、はっきり目的があるから。家族で旅行をしたい、子供達の将来に向けて貯金をする、ここがあるので、それを叶えるこれらの仕事は、とても楽しいものです。
漠然と、もっと幸せになりたい、もっと楽に生きたい、みたいに考えていた時は、自分とは違う憧ればかりを追っていたように思います。
現実の何に不満があるのか？それは、憧れのあの人になったって、結局解決しないのですよ。現実の何かに手を付けない限り、ずっとついて回るし、私の出した結論として、「楽して稼げるなんてない！」ということ。ワクワクしていれば…なんてない。波動とか周波数とか、ある意味では分かるけれど、そんなもので、都合よくなんてありえない。
お金をいただくということは、それ相応の価値（労働でも時間でも）を提供し、その対価でいただくということであって、そもそもお金というシステムはそういうものなんです。
私も基本的には自分の好きなことでお金をいただいていますが、ふわふわしているわけではありません。商品を作って、商品をもっと知っていただくためのあれこれを考えて、資金とにらめっこして、収支のバランスとにらめっこして…やりたいことと、できることの間で自分の時間をたくさん費やしているんです。それを苦に思わないだけで、労働時間としたら結構なものです。
そんな部分を軽く見ている時期もありました。でも今、もっと真摯に向き合おうと思って、やっと地に足つけてではないけれど、地上に着地したところです。
あの時の友人の「違いを知る」って言葉は、すごくシンプルなんだけど、私の中にずっと残っています。
まあ、はっきり言いたいことは。
長々と書きましたが、
『もう無駄なお金を払うな』ということですね＾＾
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